癒しの風~薫風堂~

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昨日は東京接心会でした

昨日の土曜日は、東京駒込での勉強会でした。

昨日学んだ薬方は、「大柴胡湯」で、

どんな時に使うかというと、

大柴胡湯腹証

胸膈部分に熱が溜まっていて、これが進むと、

陽明位(腹部)にまで熱が入り込んでしまうという状態。

頭にも有るように、心下部分に熱が溜まっていて、便秘状態。

勿論、胸脇苦満があり、自覚症状としては、

窮屈な服を着た感じというように表現されます。


昨日読んだのは、江戸時代後期に活躍した、

尾台榕堂という漢方医の治験で、

胸の熱が頭に上昇して発狂し、

周りの人に刀で切りつけたという症状を読みました。

まず、瀉心湯加石膏を飲ませると、少し落ち着いてきますが、

便秘が治らず、眠る事が出来ない。

そこで初めて、大柴胡加鉄砂を用います。

便秘が治り、胃に熱が来て食欲が増してきます。

食欲が有りすぎると、またお腹に熱が溜まりますので、

それを制して、薬を数ヶ月つづけていたら、おちついたので、

家人が気を緩めた所、いきなり刀で、咽元を付きます。

自殺に走った訳です。さすが、江戸時代!

その後、種々の薬方を飲ませて、最後にはすっかり回復します。

この人は、普段からお酒を飲む人だったので、

これを機に、断酒します。

お酒を飲んでいると、肝臓が熱を持ちやすいからです。

便秘になると、お腹に熱がこもり、それが胸にまで及んで、

イライラの原因になります。

そういった、お年寄りの方も多いという事でした。

今後の鍼をしてゆく上で、参考にしたいと思います。


これを漢方薬でなく、鍼で治療するとしたら、

胸の熱をどんどん引いて、お腹の気の流れを良くし、便秘を治します。

そして、胸の熱がそれ以上、上昇しないように、下に気を引きます。



あと、3例、治験を読んだのですが、

どれも面白く、皆、胸に熱を持っていることが原因で起こっていること、

女性は特に、お血と言って、旧い血が身体に溜まる事によって

起こる病気が多いことに注目しました。


次に、リハビリの勉強で、

寝たきりで、片側麻痺が有る方を起こす工夫や、

起き上がるための訓練などを学びました。


その後、1時間、坐禅をして、昨日の東京接心会は終了。

楽しい時間はあっという間に過ぎて…


坐禅の時間もすっかり「秋」を感じる時間でした。

また来月の勉強会が今から楽しみです。

ああ、いい勉強会でした~☆

自分の中でしっかりと糧にしたいと思います。

詳しく読みたい方は、「いやしの道ブログ」へどうぞ。




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コメントコメント


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こんにちは、お久し振りです。

秋の勉強会もより深みが増して楽しそうですね^^

これからは白い月の風さんのリンクを貼り付けて新しいブログから遊びに来ますね!

それでは、また。

カノン

くるみ | URL | 2011/09/26 (Mon) 14:12 [編集]


Re: くるみさんへ


こんにちわ~
> こんにちは、お久し振りです。

はい。おひさしぶりでした~。

> 秋の勉強会もより深みが増して楽しそうですね^^

はい。今年の秋は勉強の秋にしようと、頑張っていますが、
やはり食欲の秋には勝てない(笑)ようで…

> これからは白い月の風さんのリンクを貼り付けて新しいブログから遊びに来ますね!
>
> それでは、また。
>
ありがとうございます。こちらからもリンク、頂きますね。

白い月の風 | URL | 2011/09/26 (Mon) 16:02 [編集]


大柴胡湯

この名前を聞くと、色々な事を思い出します。
師匠の話ですが、
ある漢方医が大柴胡湯が効かないと言っていたそうで、
この薬には蜀椒が入っていて、これが1年以上経った古いものですた。
これが原因で効かなかったそうです。希発成分が飛んで無くなったのですね。蜀椒の取り扱いは大変です。
二つ目に病院で出された小柴胡湯の味が違うと言いに行ったら、大柴胡湯でした。薬局は大と小の違いですからと弁明したそうです。
これには唖然と致しました。気に効かすか血に効かすかで随分と違うし、薬物も全く異なりますからね!
ビックリです。

(井案) | URL | 2011/09/27 (Tue) 10:36 [編集]


Re: 大柴胡湯

(井案)先生
お世話になります~。
> この名前を聞くと、色々な事を思い出します。
> 師匠の話ですが、
> ある漢方医が大柴胡湯が効かないと言っていたそうで、
> この薬には蜀椒が入っていて、これが1年以上経った古いものですた。
> これが原因で効かなかったそうです。希発成分が飛んで無くなったのですね。蜀椒の取り扱いは大変です。

へぇ~!蜀椒とはそういうものなのですね。初めて知りました。
蜀椒…山椒の実の事ですが、陳旧のものは気味脱す用ふるに耐へず。
   毎年新品に更えて貯ふべしと、新古方薬嚢には書いてありました。
そうすると、桂枝なども揮発成分が多いですから、新しい物ほど、効くのでしょうか~?

> 二つ目に病院で出された小柴胡湯の味が違うと言いに行ったら、大柴胡湯でした。薬局は大と小の違いですからと弁明したそうです。
> これには唖然と致しました。気に効かすか血に効かすかで随分と違うし、薬物も全く異なりますからね!
> ビックリです。

大柴胡湯と小柴胡湯とを間違えるとは!
名前だけを見ると、確かに、大と小との違いだけなのですが、
効く場所が全く違いますし、へたをすると陰証に陥りますから、大変な事ですね。
薬局の方にも、もう少し、漢方を勉強して頂きたいものです。

白い月の風 | URL | 2011/09/28 (Wed) 15:08 [編集]


 
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