癒しの風~薫風堂~

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肺経の是動病・所生病

今日は週で一番エスペシャリィな火曜日。

病み上がりの身体でも、しっかり十全大補湯で力を補って、

好漢医学林の先生の講義、実技、放課後の難経本義諺解の素読まで、

頑張ってきました。

「命を掛けてもいい!」と思えるものに出会った私は、とてもしあわせです。

どんなに身体を張ってでも、「手に入れたい」と願う事が、

どんどん、モチベーションをアップしてくれます。


さて、今日は先日の肺経の経脈篇の続き、是動病、所生病を書きたいと思います。


所で…
是動病、所生病って、一体、何?と、思いませんか?

そこから入りましょう。

是動(ぜどう)…是動は気である。邪が気にあればこれが為に動く。

是動所生病(ぜどうしょせいびょう)…経絡病候と経穴主治の総称

是動病(ぜどうびょう)…経脈病候の一種。経病ともいう。
   1.経脈の循行経路の病症。例えば、手の陽明大腸経において、
    歯痛頸腫は是動病である。
   2.経脈の経気の変動によりその経と密接な関係のある臓腑に引き起こされる病症。
    例えば、手太陰肺経では、「肺脹満し、膨膨として喘咳す」がこれであり、
    また、足少陰腎経は仁より上って肝膈を貫き肺中に入っているので、
    「咳唾すれば則ち血あり、喝喝として喘す」となる。これらの場合は、
    いずれも肺という臓腑次代に原因があるのではなく、経脈より引き起こされた
    ものであるので、是動と称され、その経穴により治療する事ができる。
              《霊枢経脈篇》参照
    《難経22難》「是動とは気也。所生病とは血也。」

所生病(しょせいびょう)…経脈病候の一種
   1.経脈の楽する臓腑自体の病症を言う。例えば手太陰肺経の所生病は、
    咳・上気・喘息・口渇・心煩・胸満がそれである。
   2.臓腑の病がその所属の経脈に波及し、経脈の流れに沿って発する病症をいう。
    例えば手太陰経の所生病は臑臂の内前廉が痛み厥し、掌中は熱する。
    その病は一般に本臓腑より生じた所のものであり、
経脈より伝来したものではないので、
    所生(生ずる所)と名付けている。《霊枢経脈篇》参照

この説明は、漢方用語大辞典から引っ張って来ました。

ですから、是動病は経絡中から発する病で、
その経絡を使って治せる、まだ浅い病だという事で、
所生病になると、
その経絡を主る所の臓腑まで病んでいるので、治療するのに時間がかかる
という事になりましょうか。

(是動病・原文)
是動則病 肺脹満膨膨而喘咳 欠盆中痛 甚則両手交瞀 此為臂厥

(読み下し)
是れ動ずればすなわち病、肺脹満 膨膨(ぼうぼう)として喘咳し缺盆の中痛み、
甚だしければ則ち両手を交えて瞀(ぼう)す。
これを臂厥と為す。

(意訳)
この(手太陰肺経)が動じると、胸が満ちてきて、咳をする。
上気・少気・短気が生じる(=喘息)
缺盆の中が痛くなる程咳をして、それが酷くなると胸が腫れたように感じるから、
胸を抱えたくなってしまいたくなるような状況となる。咳が酷く息が吸えないので、
一過性の脳貧血状態になってめまいが起こった様に感じる。
上記の様な症状が起こった時には、上腕、つまり手太陰肺経の逆上と考えて、
肺経の気の流れを正常に調節してあげる事で、良くなるのです。
太陰経は多気少血ですから、気が多い分、気の流れを良く調節して下さい。

(所生病・原文)
是主肺所生病 咳上気 喘渇煩心 胸満 臑臂内前廉痛 厥掌中熱

(読み下し)
是れ肺を主として生じる所の病は、咳す 上気す 喘す 渇す 煩心す 胸満す
臑臂の内前廉痛む。 厥して、掌中熱す。

(意訳)
肺を主として病が生じると、なかなか治らず、治すのに時間がかかってしまう。
咳が出る、のぼせる、ぜいぜいする、咽が渇く、動悸して胸が満ち腫れたようになる。
前腕の手太陰肺経の流れている部分が痛む。
逆上して、掌の中が熱くなる。
ここまで病が進むと、肺陰虚証にまで陥っています。
微熱が出たりしますが、決して下熱剤等を使ってはいけません。

瀉法も使ってはいけません。徹底して、補法をして気を中に入れてあげます。
太陰経は多気少血ですから、気が多いので気の流れをしっかりと調節してあげるのです。
時間は掛かるかもしれませんが、治ります。根気よく気の流れを整えてあげる事です。


と言うような解説でお解かりになるでしょうか。
参考になれば幸いです。

原文、読み下し文、講義とも、好漢医学林の先生によるものを載せさせて頂きました

ここまで書くのに、約1時間です。
一寸休憩して、薄めたホットミルクでも飲んで、
早々に寝む事に致しましょう~
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コメントコメント


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病気の発生

今日は頑張りましたね。
是動・所生病の解説、お疲れ様でした。
身体に無理を掛けないで下さいよ。

この病経病証は経絡の虚証か実証かを問題にされます。
しかし。今だに明快な回答は得られていません。
また問題なのは、所生病は臓腑の病なのに
経絡上の痛みが表現されています。
本来ならば経絡の病の是動病に入るはずです。
これも不思議な事です。

変な事を言って申し訳有りませんでした。
こんな事を事業中には聞かないで下さい(笑う)

好漢医学林 | URL | 2010/11/02 (Tue) 23:40 [編集]


好漢医学林・先生へ

講義、実技とも、ありがとうございました。
火曜日は私にとって、本当にエスペシャリィな日で、
「這ってでも」行こう!という気になってしまう程です。
自分の知らない事を知ることが出来る、
それは、大きな喜びですから。
本当に充実した一日でした。

先生のおっしゃる通りです。
本での知識しか持ち合わせない私が、
このような難しい問題を解説するのは
おこがましいのですが、
とりあえず、今の知識を文章にしてみる、
という形の勉強だと思って書いています。

是動病と所生病の間には、本来、
壁は無いはずで、「これは是動病」
「これは所生病」という風には
分けられないでしょう。
それが、所生病に、是動病的な病態が出てくる、
原因の一つではないかと思っているところです。

経絡と、臓腑の間の密接さを書いたのも、
この是動、所生病だと考えています。

白い月の風 | URL | 2010/11/03 (Wed) 13:01 [編集]


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ポールスミス ネクタイ | URL | 2013/11/09 (Sat) 12:58 [編集]


 
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