癒しの風~薫風堂~

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足太陰脾経

さて、久しぶりに古典の経絡について。

今日は足太陰脾経の是動病・所生病を書きますから、

これで、手少陰心経以外の陰経の流注が揃う訳です。

では、いざ!


脾経絡病症
《是動病》
《本文》
是動則、病舌本強、食則嘔 胃脘痛 腹張 善噫、得後天與気 快然如衰 身體皆重。

《読み下し》
是れ動ずるときは則ち、舌本強張り、食するときは則ち嘔し、胃脘痛み、腹脹し、
善(しばし)ば噫(あい)し、後と気とを得るときは則ち快然として衰える如し、
身体皆重きを病む。


《意訳》
是れ動ずるときは則ち、
脾の経絡が動じる時には以下のような病症になる

舌本強張り、
舌の根元の辺りが浮取に因って運動制限が起こり、喋りにくくなったり、
舌を噛み易くなったりする

食するときは則ち嘔し
食べ物をたべると、嘔吐し、

胃脘痛み、
胃内停水があると、起こる現象。水が停滞して食べ物が流れて行かない、
止まった状態で吸収も出来ない。胃が痛くなったりする。

『胃脘痛』…胃痛・心下痛・胃心痛とも言う。胃脘部は心窩部辺りにあたり、
そこに発生する疼痛を言う。長期の飲食の不節制、あるいは
ストレスによって発病する。はじめは肝と胃の不調和の為胃気鬱滞し、
長引けば気滞血瘀が発生し胃絡を損傷する。臨床上では肝胃の
不調和によるものと脾胃の虚寒によるものに分けられる。
肝胃の不調和によるものは、胃脘の脹満、胸脇につらなる痛みがある。
それに心煩やイライラ、呑酸、胸やけ、口苔などの火鬱の証を兼ねる事もある
。また痛みが固定していて案ずる事を嫌い、便は黒く、脉渋のものは
血瘀によるものである。脾胃の虚寒によるものは陰々として痛み、
按ずる事を好み清水を吐出し、倦怠感、四肢冷、
大便固まらずなどの証をあらわす。(漢方用語大辞典より)

腹脹し、
お腹がガスでパンパンになり、(胃ではなく、上行結腸の上角の部分に
ガスが溜まっても、胃が痛いような気になる)

善(しばし)ば噫(あい)し、
中焦の滞りで、年中、ゲップが出て、

後と気とを得るときは則ち快然として衰える如し、
後とは大便の事、気とはおならのこと、大便とおならが出ると
お腹の気が巡って一時的に爽快な気分になり、治ったかの様な
気になるであるが、治ったわけではない。

身体皆重きを病む。
肌肉に水を溜めているから、まるで濡れた服を着ている様に身体中が重い、
というような病状になる。

《所生病》
是主脾所生病者、舌本痛、體不能動揺、食不下、煩心、心下急痛、溏瘕泄、水閉、黄疸、不能臥、強立股膝内腫、厥、足大指不用。

《読み下し》
是れ脾を主として病を生ずる所のものは、舌本痛み、体を動揺すること
能(あた)わず、食下らず、煩心し、心下急痛し、溏(とう)し、瘕(か)し、
泄(せっ)し、水閉し、黄疸し、臥すこと能(あた)わず、強立し、
股膝の内腫れ、厥し、足の大指用いられず。


《意訳》
是主脾所生病者、
脾を主として病を生ずる所の者(いわゆる所生病)は、

舌本痛、
舌の元の部分が浮腫によって痛み、

体を動揺すること能(あた)わず、
体を動かす事が出来ない程、パンパンに浮腫んでいる。運動する事が嫌いになる。

食下らず、
食事をしても食べたものが下ってゆかないので、上腹部が張ってくる。
それにより、心臓・下行大動脈が圧迫されて動悸することあり。

煩心し
心中煩悶して胸苦しく感じられる

心下急痛し、
心下部に者が詰まった感じがして痛い(五苓散)

溏(とう)し、瘕(か)し、泄(せっ)し、
溏とは、大便が稀薄になって下痢をすること。瘕(か)とは、血が凝滞して
起こる病、腹中に生じる積塊で、生じたり散じたりして1箇所にないもの。
泄とは、色々な腹瀉の総称。

水閉し、
下痢に水を取られてしまうので、体が危険を感じて体に水を溜め出す。
その為に肌肉に水を溜め出す。

黄疸し、
東洋医学的黄疸は、体に水を溜めて、其れが黄色くなって居る状態を指す。
脾経では特に肌肉に水を溜め、黄色く見えるようになる。

臥すこと能(あた)わず、
臥すとは、うつぶせに寝る事、浮腫で肌肉がパンパンになっているので苦しくて
うつ伏せになれない。

強立し、
無理をして立ち上がろうとすると、

股膝の内腫れ、
股関節の内側や膝関節の内側に水が溜まってきて腫れ痛む。

厥し、
厥逆して寒が上がってくる

足の大指用いられず。
足の親指の踏ん張りが効かなくなる。だから脾虚の人は、母趾を挙げたり
下げたりして運動させるのが良い。流注に沿って気が流れやすくなる。


足太陰之別絡
《読み下し》
足の太陰の別は名付けて公孫と曰う。本節之後を去る事、1寸、別れて陽明に走る、
その別は入りて腸胃を絡う、厥気上逆則ち霍乱す、
実すれば則ち腸中切痛し、
虚すればすなわち鼓腸す、
之を別れる所に取る也。


《意訳》
足の太陰の別は名付けて公孫と曰う
足太陰脾経の別脈はそれを名付けて、公孫と言う。

本節之後を去る事、1寸、別れて陽明に走る、
第一中足指節関節の後方、1寸の所から別れて足陽明胃経に脈気が注ぐ。

その別は入りて腸胃を絡う
其の別、つまり公孫の脈気は体内に入って腸胃を絡う、

厥気上逆則ち霍乱す、
冷えのぼせや吐き下しが酷い時には、公孫穴を使う

実すれば則ち腸中切痛し、
虚すればすなわち鼓腸す、
その脈気が腸胃をまとっているので、脈気が実すると、腸が切れるように痛み、
脈気が虚すと、ガスで腹部がパンパンに張れてゴロゴロ鳴る

之を別れる所に取る也。
こういう症状が出た時には、「公孫」穴を使うのである。





以上、半年以上をかけて、ポツリ、ポツリと、

解説を加えてきました。

以前、中途半端な形で公開していた肝経の解釈も、

完全版にして、公開する形にしてありますので、

「経絡について」から探ってみてください。

学んだ事とは言え、自分なりの解釈ですから、

「之が正しい」というわけではありません。

こういう解釈もあるんだよ、と、

鍼灸など東洋医学を学んでいる方の力になれれば、と思って、

書き連ねて来ました。

さて、次は何を書きましょうかね~?

また考えています。




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