癒しの風~薫風堂~

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漢方薬とのおつきあい

今日は寒くて寒くて、手足は冷え、氷の様。

家族に聞くと、今日はそれほど寒くはないとの事。

それで「少陰病」に落ち込んだのだと解かりました。


東洋医学では、風邪の引き始め~発熱まで位の間を「太陽病」

風邪が胸の中まで入り込んで、長引いているような状態を「少陽病」

熱がお腹の中に入り込んでしまったような状態を「陽明病」と呼んでいます。


ここまでは、体力的に、そう、落ち込んでいない、まだ元気のある状態ですが、


その後、体力を落とし、寒さと気だるさを感じる時期を「太陰病」

更に体力が無くなり、ただただ寒く、寝ていたい状態を「少陰病」

更に落ち込んで、動くことすらできない様な状態を「厥陰病」と、

三陰三陽病に分けています。

その時の状態で、漢方薬をチョイスするのです。


今日は、寝汗が酷く、起きてから冷えが酷くなり、

絶えられずに飲んだ漢方薬は「赤丸:伏苓・半夏各4.0;烏頭2.0;細辛1.0;蜂蜜適量」

という漢方薬で、

四肢厥冷(手足の先から冷え上がって来る状態)、寒さを救う薬です。

少陰病でも、冷えが酷い場合に使う、切り札的な薬で、

これを飲んでいる間は、気温は暖かいはずなのに、

酷い冷えと寒さに悩まされている時期です。


寝汗が酷い、という事は、表虚で陰虚になっていますから、

お腹に冷えがあり、皮膚の汗腺を閉める力が弱いという事を示しています。


あぁ、合格通知を手に、鍼灸師としての手続きを済ませたので、

一気に気持ちが弛んで、

体も緊張感が無くなって抵抗力も弱くなったんだなぁ~。

私の勉強机も、パソコンデスクも座卓なので、

足に、座りダコが出来ているのですが、

そのタコが、化膿し始めて、痛いの何の!!!!!

とても、まともに坐っていることができません~

化膿創が出来た、という事は、相当、抵抗力が落ちてます。


と言うわけで、

今日は、もう、おやすみなさい~♪


自分の体を大分、客観的に視る事ができるようになりました。

いい事だ。




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今の自分を見つめて

ようやく寒さが和らいで来ましたが、

寒さが何よりストレスとなる私にとって、

「冬」というだけで、アレルギーが悪化します。

2日ほど前の寒さで、アトピーが一気に悪化、

ついでに花粉症も悪化。

目の周りが腫れ、身体中が痒さと引っかき傷で痛痒く、

ステロイドの誘惑と闘っていました。


一方、家には薬局かと思う程の漢方薬が置いてあります。

あれはどう、これはどうだ?と、試行錯誤した痕跡です。


こういう時こそ、自分の身体を使って勉強と、

今、どういう身体の状態にあるのか、

東洋医学的にきちんと考えてみるチャンスとなりました。


表面には痒さはあるが、熱は無い。

心下に痞えがあり、胸に熱がある。

下腹部に力が無く、座っているのが辛い状態。

以上の事を総合して考えて、最初は解毒症体質改善に使われる、

「荊芥連翹湯」を試してみた所、寒さがでてしまい、失敗。

次に試してみたのが、江戸時代に華岡青洲が創ったという、

皮膚病に良く使われる、「十味敗毒湯」。

これが、奏効して、身体中のむず痒さが消えました。

決め手は「柴胡剤」の量にあるようです。

体力の無い私にとって、柴胡剤は冷えすぎる要素があり、

非常に使いづらい薬味の一つとなっています。


胸の熱、と言ったら、代表するのが「柴胡剤」です。

表面の熱、と言ったら、「麻黄湯」、「葛根湯」、「桂枝湯」のどれかです。

お腹の熱、と言ったら、「承気湯」類が使われます。


このように、身体のどこに熱があるか、寒があるか、という所から、

漢方薬をチョイスするのが基本の使い方です。



さて、日本の復興に向け、東北関東大震災から10日目です。

瓦礫の中から、2人の方が救助されたという、

明るいニュースがお茶の間をわかせました。

一方、某町の町長さんが亡くなっていたという残念なニュースも流れました。

東北道も着々と整備され、日本の底力が現れてきました。


被災地に入った、知り合いの情報では、

被災した方々は、皆、「お互い様」という麗しい美徳の下に、

頑張っていらっしゃるそうです。

今日、一寸外出したら、営業していたガソリンスタンドに延々の列。


今、本当に必要ですか?

どうしても、手に入れなければならないものですか?

私達埼玉県北部では、被災者はいないのですよ?


自分の胸に手を当てて、よく考えましょう。

普通の生活に限りなく近い生活を送れている現在をよく視て下さい。

無駄を無くし、必要最低限のものだけ手に入れる、ということは、

そんなに難しい事ではありません。



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二日酔と漢方

折りしも、クリスマス・シーズン、

そして、そろそろ忘年会のシーズンでもあります。

私などは、缶チューハイ一本を3時間もかけてようやく一本?

と言う位、アルコールには弱い体質ですので、

一寸「飲む」と、二日酔など、あっという間です。


そこで、お酒を召し上がる皆さんに、

二日酔にならないための妙薬をお教えしましょう。


まず、お酒を飲む前、或いはある程度(酔わない程度)に飲んだ時に、

黄連解毒湯」を一包、飲んでおきます。


これで、まず、二日酔は防げるのですが、

それでも尚、飲み過ぎて、「水をくれ~」という状態になってしまったら、

五苓散」という漢方薬を飲みましょう。


これで、30分~1時間もすれば、あれ?二日酔は何処へ行ったの?

と言う位、激効きいたします。


前日に、黄連解毒湯を飲み忘れ、頭痛と吐き気に悩まされてしまった方は、

翌朝に、黄連解毒湯と五苓散を倍量、服用すると、良く効きます


が、これでも二日酔になった、或いは治らなかった、と言う方は、

本当に飲み過ぎです。自分の肝臓を守る為に少し自戒いたしましょうね。


今年も後少し、数えるほどになりました。

皆様、お元気で楽しい時をお過ごし下さい。


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東洋医学的身体の見方

本日もご来訪、ありがとうございます。

昨日は、小難しい漢方薬の名前をいきなり出してしまって、

「???」と、思った方が多いと思います。

すみませんm(_ _)m

「胃」とか「肺」とか「心臓」とか、ある程度の臓腑の名前は、

現代解剖学的な名前と一致しているのですが、

実は名は同じなのに、違うもの?的な、考え方が東洋医学に入ってきます。

例えばですね、

「五藏六府に染み渡る」なんてお酒を飲む方から聞いた事はありませんか?

五臓は、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」を表わし、

六腑は、「胆」「心包」「胃」「大腸」「膀胱」そして、「三焦」をあらわします。

この名前が、ごっちゃになってしまっているのは、

杉田玄白(1733-1817)等が、「ターヘル・アナトミア」というオランダの解剖学の本を

和訳する時に、今まで「漢方医学で使っていた臓腑の名前を使ってしまった」事に

原因があります。

ですから、本来、西洋医学で謂う所の「腎臓」と、

東洋医学で謂う所の「腎」とは、同じ様なものだけれども、違うもの、

という、あやふやな説明になってしまいます。

なぜなら、東洋医学で言う所の「腎」は、その「物質」自体を呼ぶのではなく、

「腎」の働き全てを、「腎」と呼んでいるからなのです。


今日は、臓腑弁証論は置いておいて、

「傷寒論」的な体の見方をご紹介したいと思います。


まず、病位から説明しましょう。

「漢方医学大辞典」から引用します。

病位…病の地位をいう。病のある位置としては、表(ひょう)、裏(り)、表裏(ひょうり)の
 間(半表半裏)などを用いるのが病の進行(時間的経過)を含めていう時は、三陽(太陽、
 少陽(しょうよう)、陽明(ようめい)、三陰(太陰(たいいん)、少陰(しょういん)、
 厥陰(けついん)の病期を病のある位置と関連させて、病位という。

全然、イメージ、湧かないですね(泣)

では、またへたくそな絵を使って説明する事にします。

表裏内外の図
クリックで少し、大きくなります。

上の図の様に、頭~後頸部、項背部を「表位(ひょうい)=太陽位」と言い、

咽から胸廓部を「外位(がいい)」と言い、

臍より上、肋骨より下を「裏位(りい)」と言い、

臍より下、下腹部に当たりますね、ここを「内位(ないい)」と呼んでいます。


ですから、「急に風邪を引いて熱を出した、頭が痛い、首と肩が凝る!」

という状態になった時を「太陽病」と呼ぶのです。

この時は、急性の症状の事が殆どですから、手当さえ適切に、早く行えば、

治るのも比較的、早いのです。


が、「風邪を引いた。無理して会社に出勤した。何だか、咳が出てきた、

首も凝るし、背中も凝っている、其の上、胸まで痛くて、起きているのが辛い!」

となると、「外位(がいい)」と呼ばれる、胸の中まで、

風邪の邪気が侵入していますので、治るのには、一寸日にちが必要です。

特に、胸廓部分に熱が溜まり、少陽病(しょうようびょう)を引き起こしてしまうと、

「寒熱往来」と言って、朝には熱が下がっているのだけれど、

毎日、夕方になると熱が出てきてだるくてしょうがない、

という状態になってしまいます。これは、比較的長引く病状です。


もっと風邪が内部に入ってしまって、消化器症状、食欲が無い、食べたくない、

食べても吐いてしまう…などとなると、風邪の邪毒が、裏位にまで及んでいます。


さらに風邪の邪毒が内攻して、内位にまでくると、下痢や便秘などの下部消化管の

症状を引き起こします。



風邪は万病の元、と、良く言いますが、

たかが風邪と侮る無かれ、早期の手当と安静が大事なのです。

風邪を引いたら、葛湯を飲んで早く寝ろ! とか、

風邪を引いたら、玉子酒を飲んで早く寝ろ! とか言いますが、

あれは伝統的な風邪の治し方で、東洋医学を学ぶ立場から見たら、

良く理に叶っている対処法なのです。







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足が攣って、痛いの!

寒くなってくると、足が攣ることが多くなってきますね。

俗に言う、こむらがえりの事ですが、

これに良く効く漢方薬があります。

「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」です。

これを熱湯に溶いて、飲ませて、ほら、5分。

ものの見事に、こむらがえりは治まります。

常備しておくと、便利ですよ。

という私も、今さっき、足が攣って、

足を引きずりながら、クスリを飲んできた所なんです。

 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)…傷寒論太陽病上篇第29条に在り。
   方 芍薬4.0 甘草4.0
  右二味を水六勺(120cc)を以って似て三勺となし滓を去り2回に分かちて温服すべし。
  芍薬甘草湯は次の証候ある者用ふべし。
  手足ひきつりて伸びない者、或いはひきつりて痛む者、何れもその引きつりを目的として用ふれば実によく効  くもの也。腹痛、歯痛、手足の痛み、肩張り等に用途広し。
となっており、
甘草は「急を救う」物ですから、このような用い方になるのですね。

家に一服でもあると、重宝に使えますよ~♪

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